切らずにハイフで確実にリフトアップさせる形成外科専門医のウルセラ

たるみを医学的に解明する~老化に対抗するために

●ほうれい線/マリオネット線/フェイスラインの丸み/目の下、頬のコケの原因


これらは全て脂肪の下垂が原因で、上の図で説明が可能です。
もともと顔面の脂肪は、より深部の筋肉や骨と、繊維のヒモ(ligament)で強くつなぎ止められています。
このヒモが徐々に伸び、脂肪の位置が下がることで、“老けた”外見となります。
具体的には以下のようになります。

①目の下の脂肪の下垂による老化
上図のように法令線が深くなるとともに、もともと脂肪があった部位は陥凹し、目の下のくまを形成します。
また、皮膚は内側から脂肪で引っ張られ、ゴルゴ線と呼ばれる溝をつくります。

②頬の脂肪の下垂による老化
頬の脂肪が下がることで口の横が膨らみ、マリオネット線が出てきます。また、顎のラインよりも脂肪が下がることでフェイスラインに膨らみができ、シャープさがなくなります。口周りのもたつき、ぼやけた印象の原因となります。
本来脂肪があった頬は、脂肪が無くなることでこけてしまいます。

③皮膚の繊維の伸展による老化
皮膚の繊維も同じように老化とともに伸びて弾性を失います。そのため、全体的に皮膚が余り、シワやハリがない状態となります。
あご下のたるみは皮膚の繊維が伸びることにより生じます。

以上が簡単な顔面の老化現象の本態です。正確には脂肪織自体の萎縮と、中顔面の骨の後退も作用します。

●老化に対抗する

①落ちた脂肪を引き上げる
②伸びた皮膚を引っ張る

丁寧な(良心的な)フェイスリフト手術はこの2つを解決してくれます。
しかし同じフェイスリフト手術でも、お手軽ミニリフトでは皮膚を引っ張るだけの場合がほとんどです。
その場合、引っ張られた皮膚の周りはシワが伸びますが、脂肪はそのままのため、たるみは改善せず顔の輪郭(シルエット)は変わりません。
皮膚を引き上げるだけではなく、落ちた脂肪を移動させるか切除あるいは脂肪吸引することで初めて輪郭がすっきりします。

一方、脂肪を引き上げるだけであれば、糸で引き上げる方法(シルエットリフト等)があります。
しかし余剰皮膚はそのままのため、シワはシワとして残ります。
注意しなければいけないのは、同じ糸でもハッピーリフトやスレッドリフトなど、皮膚に刺すだけの糸では脂肪が上がることはありません

●手術をしないで老化に対抗するには

ウルセラ+サーマクールは切らないリフトアップ手術とみなせます。

①落ちた脂肪を引き上げる→落ちた脂肪をつぶす(サーマクール)
②伸びた皮膚を引っ張る→伸びた皮膚を引きあげる(ウルセラ、サーマクール)

手術をしないと脂肪を引き上げることができません。
しかし、脂肪が落ちる前の状態に近づけることはできます。
たるみにより出現した膨らみをつぶすことで、たるみがない状態(若い頃の状態)に見えるようになるためです。
それに対し、ウルセラは引き上げを行います。
以上から、手術にたとえると、ウルセラが皮膚の切除、サーマクールが脂肪の除去に置き換える事ができます。

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